PERSONインタビュー

在宅
薬剤師

患者さんの生活に合わせた支援ができる。
それが在宅薬剤師です。

田坂 英久

在宅医療支援センター
2016年入社※取材当時

患者さんとじっくり向き合えることへのやりがい

在宅薬剤師の仕事は主に、通院が難しい高齢の患者さんのご自宅や高齢者施設に薬をお届けすることです。訪問時には、患者さんご本人やご家族に薬の説明や服薬指導を行い、お困り事がないかをうかがいます。その後、医師やケアマネージャーに報告・相談をして、次回の訪問の準備を行っています。

現在70名程の患者さんを担当しており、みなさんの元に月に2回ほどのペースで訪問しています。エリアが広く、車で20分ほどかかるところに住んでいる方もいらっしゃるので大変ではありますが、患者さんとじっくり向き合えることにやりがいを感じます。

自分はベストを尽くせたのか考えることもあります

在宅医療が必要な患者さんは、処方通りに服薬できていないことが多々あります。薬の数が多くて飲み忘れがあったり、飲んだこと自体を忘れていたり、食事の回数と服薬のタイミングが合わなかったりと、状況は様々です。薬局の窓口で話しにくいことでもご自宅なら話してくれるということがあるので、丁寧にヒアリングをするように努めています。生活環境を理解したうえでその方の状況に合わせたアドバイスができるのが、在宅薬剤師の最大のメリットだと感じます。

患者さんの最期に関わることもあります。ご家族に感謝されることもありますが、一方で私はベストを尽くせたのかを毎回考えさせられます。貴重な経験として捉え、今後も精一杯患者さんと向き合っていきたいと考えています。

もっと患者さんをフォローしたいと思ったことがきっかけでした

以前私は大学病院で病棟業務をしており、退院した患者さんと直接お話ができないことにもどかしさを感じていました。入院中より長い退院後の生活に関わりたいと思うようになり、在宅医療薬剤師にチャレンジすることにしました。そして、カメイ調剤薬局の在宅医療支援センターを見学し、私がイメージする在宅医療の関わり方に一番近いと感じたため、転職を決めました。

働き始めると様々な患者さんと接する機会があり、薬剤師としてスキルアップもできていると感じます。ビジネスの基礎から学べる研修・教育制度があるのも魅力ですね。

AFTER WORK

ラグビーが大好きな家族です。以前は東京にある秩父宮ラグビー場へ試合をよく見に行きました。私の住んでいる宮城県でももっと試合をしてくれるとうれしいのですが・・・。また、最近は息子がラグビーを習っているので練習相手をしています。

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