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カメイカップ2020 U-15東北サッカー選抜大会

10月17日(土)の「カメイカップ2020 U-15東北サッカー選抜大会」予選の結果を受けて、ベガルタ仙台泉パークタウン練習場で3-4位、5-6位決定戦が行われました。
本来であれば、ユアテックスタジアムでの決勝戦を目指していただけに、この場所での試合出場は悔しいもの。しかしながら、選手たちはこのコロナ禍で試合ができた喜びをかみしめつつ、最後までひたすらにボールを追いました。

3-4位戦は互いに一歩も譲らず、ドローの両チーム3位!

3-4位決定戦は、Aブロック2位の山形県とBブロック2位の岩手県との戦いに。
キックオフから岩手県が攻め込み、速いパス回しで果敢にゴールを狙います。しかしながら、山形県背番号10MF木下太陽選手のパスを背番号8MF穂積滉太選手がヘディングで合わせて先制。すると、そこからゲームの勢いは一気に山形県へ。同点が欲しい岩手県も粘り、背番号10FW佐々木悠磨選手が2本、背番号11FW遠藤颯也選手が1本のシュートを放ちますが、どれも山形県の堅いディフェンスに阻まれてしまいます。
前半は、山形県の厚いディフェンス陣の印象を強烈に残したまま、山形県1点リードでハーフタイムに突入します。
後半開始13分。ついに岩手県にチャンスが訪れます。ファウルを受けて中央からの直接フリーキック。これを佐々木選手がフェイントをかけ、背番号9FW原田優汰選手がキック。これを見事に決め、同点に追いつきます。ここから流れに乗りたい岩手県は、佐々木選手を中心に積極的にシュートを放っていきますが、山形の鉄壁のディフェンスに追加点をあげることはできませんでした。
結果は1対1の同点。大会ルールで、順位決定戦の同点は両チームを同位とするため、山形県と岩手県は両チームともに3位となりました。

選手、監督インタビュー

3位の山形県選抜 平吹永太郎監督

昨日からの積み上げでチームとして形になり、いいパフォーマンスができたと思います。今大会では「前半からボールを持ってとにかく前に」と話してきました。最初は岩手県選抜にボールを持たれてしまいましたが、得点したことで「行けるんだな」と前向きになってペースを作りだせたのはよかったです。この学年の子どもたちは、さまざまな大会が中止になってしまって目標を失いそうな中で、この大会を開いてくださったことに感謝しています。県内の選手たちも、選ばれなかった子も含めてカメイカップに向けて努力した時期を持てたのは、大きかったです。子どもたちには、この経験を各チームに持ち帰って、レベルアップのための材料にしてほしいと思います。そして「頑張った!」とみんなを褒めてあげたいです。

山形県選抜 村上璃空選手 背番号7 MF

自分はあまり活躍できなかったけれど、チーム全体で戦えたのでよかったと思います。中学校の最後に、県の代表として試合ができたのはいい経験になりました。夢はプロサッカー選手になることなので、この経験を生かしてこれからも頑張りたいです。

山形県選抜 穂積滉太選手 背番号8 MF

予選の福島戦で最初の1点がどれだけ大事か分かっていたので、先制点を決めることができてよかったです。このコロナ禍で県外に行くことがなかなか叶わない中で、こうして試合に出て強い相手と戦うことができて本当にうれしかったです。将来の夢は、プロサッカー選手になることですが、それは通過点だと思っています。プロになって、最終的には代表に選ばれる選手になりたいです。

山形県選抜 木下太陽選手 背番号10 MF

自分のクロスから得点が生まれて、点に絡むことができてよかったです。この大会は、本当は予選を1位で通過して、ユアテックで戦いたかったです。でも、その悔しい気持ちがいい経験になったので、この思いをこれからに生かし、プロを目指して頑張っていきたいと思います。

3位の岩手県選抜 堀井彰監督

こういう状況で、大会に参加させていただけたことに感謝しています。今年は、3年生にとっての集大成の場所がなかったので、本当にうれしいです。夏前くらいから少しずつトレーニングはできるようになりましたが、通常と同じレベルの試合はできていません。今大会は「3年間の集大成を見せよう、結果は二の次」と子どもたちに伝えました。点を入れられると気持ちが落ち込んでしまうのは課題でしたが、後半で取り返せて3位で終えることができたのはよかったと思います。子どもたちには「よく頑張った!」と褒めてあげたいと思います。

岩手県選抜 原田優汰選手 背番号9 FW

前半はトップを担当したのですが、チャンスがたくさんあったにもかかわらず、昨日の秋田戦のように点を決めることができなくて残念でした。後半は、サイドバックに入ってゴールを決めて、チームに貢献できたのがうれしかったです。なにより、みんなで気持ちをひとつにしてプレーできたのがよかったと思います。

岩手県選抜 佐々木悠磨選手 背番号10 FW

前半は先制されてしまって、自分たちのペースで攻めきれませんでした。ハーフタイムに「みんなでつないでいこう!」と気持ちをひとつにして、その結果、原田くんがフリーキックで決めてくれました。中学校最後の試合を、みんなで集中してできて、いい思い出になりました。トレセンなので何度も練習できたわけではないけれど、こうして3位で終われてよかったです。

岩手県選抜 遠藤颯也選手 背番号11 FW

積極的にボールを奪って、中学校最後のトレセンで絶対に勝つ!という強い思いでゲームに臨みました。前半はなかなか自分たちのペースに持っていくことができなかったのですが、後半、同点に追いついてよかったです。もうこのチームは離れてしまうけれど、これからも上を目指して頑張っていきたいと思います。

1人で5得点!未来のスターの片鱗が伺えた5-6位戦

5-6位決定戦は、Aブロック3位の宮城県とBブロック3位の秋田県の対決です。
試合は、開始わずか2分で動きます。秋田県の背番号15MF後藤楓太選手のゴロパスを背番号14MF小日山滉生選手が右足で合わせてシュートを決め、先制点を獲得。しかしながら、そのわずか3分後、宮城県背番号11FW佐藤颯生選手が素早く上がると、背番号2DF今野生斗選手からのパスを受け、シュートを決めます。この早い段階での反撃で波に乗った宮城県は、佐藤選手を中心に攻めの姿勢を崩しません。佐藤選手は、その後もヘディングと右足でゴールを決め、前半だけでハットトリックを達成。チーム全体で6本のシュートを放った宮城県が2点のリードで前半を終えました。
後半に入り、なんとかゲームを立て直したい秋田県でしたが、宮城県佐藤選手の勢いは止まりません。左足でもシュートを決め、後半7分と22分に2点を追加。秋田県も背番号10MF松岡涼空選手を中心に懸命にゴールを狙い、後半5本のシュートを放ちます。しかしながら、宮城県の守りに阻まれ、なかなか得点につながりません。そして後半38分、なんと痛恨のオウンゴールを許してしまいます。
結果は、6対1で宮城県の勝利。新型コロナウイルスの影響でわずか1日しか練習できなかったという秋田県にとっては、悔しさの残る試合となってしまいました。

選手、監督インタビュー

5位の宮城県選抜 高澤亮平監督

2日間の試合を通して、少しずつチームとしてよくなってきたのかな、と思います。そして何よりも選手が楽しめていたのが印象的でした。この2日間を通して、選手たちの意識も成長しましたし、その結果が今日につながったのだと思います。選手たちには、「大会をこの状況でも開催してくださったことに感謝することが大事。宮城県の代表として選ばれたことに責任と自覚をもってプレーしよう」と伝え、ピッチに送り出しました。彼らはまだ15歳なので、これからサッカー選手として成長していかなくてはいけません。この大会はまだまだ通過点だということ、そしてこれからもっともっと成長していこう、と今日は伝えたいと思います。そして、宮城の誇りを持って、高校、プロ、さらに海外を視野に頑張ってほしいです。

宮城県選抜 三村明日眞選手 背番号6 MF

予選では勝つことができなかったけれど、今日は勝ててよかったです。宮城を背負っているという気持ちを持って戦えたし、なによりも自分自身とても楽しめました。自粛期間中は自主練習しかできませんでしたが、こうやってみんなで試合ができてうれしかったです。将来、世界で活躍するサッカー選手になるのが夢なので、これからも頑張ります。

宮城県選抜 衣川藍斗選手 背番号10 MF

今日は6対1で勝てましたが、ボールを失うことが多いという、自分の課題を見つけることができました。今後はこの課題をしっかり修正していきたいと思います。このカメイカップでは、宮城の代表としてみんなと一緒に戦えて、本当にうれしかったです。日本代表になるのが夢なので、これから高校に行ってもサッカーを頑張りたいです。

宮城県選抜 佐藤颯生選手 背番号11 FW

今日の試合では、5点取ることができましたし、しっかり勝てたのでよかったです。カメイカップでは、宮城のいろいろなチームの選手と一緒に戦えて、とても楽しかったです。コロナで所属クラブの練習ができなかった時もありましたが、いつも公園で友達とサッカーをしていました。夢は、日本代表になってワールドカップで優勝することです。

6位の秋田県選抜 斎藤純平監督

予選で2連敗してしまったので、「今日は絶対勝とう!」と選手をピッチに送り出しました。前日の2試合と違い、先制点を取ってそのままいい流れでいくのかと思いきや、守備でやられてしまいました。守備の崩れを改善できないまま、6得点を許してしまったのはなかなか厳しかったです。クラブチーム中心の選抜であることと、このコロナの影響でなかなか集まるのが難しかったので、チームとして練習できていたら結果は違ったのかなと思います。子どもたちには、「3連敗という厳しい結果を受け止め、初心に戻って頑張ろう」という話をします。そして、高校生になる前に個々の力をつけてあげられたらと思います。

秋田県選抜 鎌田伊吹選手 背番号6 MF

全部負けてしまいましたが、チームでも個人でも練習してきたことが少しは出せたかなと思います。勝てなかったことは残念でしたが、中学生の最後に秋田代表に選ばれたこと、秋田を背負えたことは本当にうれしかったです。代表になってワールドカップで優勝することを目標に、これからもサッカーを頑張っていきます。

秋田県選抜 松岡涼空選手 背番号10 MF

チームとしては全敗だったけれど、個人的には力を出せたかなと思います。この大会も「開催できるか分からない」と言われていましたが、開催されて本当に幸せでした。この仲間とカメイカップに出場できたことはいい思い出ですし、この経験は高校に行ってもきっと生かせると思います。僕は、帝京長岡高等学校に進学が決まっているので、高校でも頑張ります。

秋田県選抜 後藤楓太選手 背番号15 MF

6点取られてしまいましたが、みんなで最後まで力を出し切って3年間の最後を頑張れたかな、と思います。2日間全部負けてしまったし、所属チームの違いもあったけれど、心をひとつに連携を取れたのはよかったです。高校は秋田商業高等学校に決まっているので、全国大会に出て、他の高校に負けないように頑張りたいです。

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