とにかく元気な子が多かったですね。いつも元気をもらっています。僕自身、中学生のときにプロゴルファーの中嶋常幸さんにこの利府ゴルフ倶楽部で指導してもらった経験がありまして、そのときはすごくうれしかったんですよ。その後、アマチュア時代に一緒の試合に出たとき挨拶に行きましたね。一流の人に褒めてもらえたものだから、本当に嬉しかったです。だから、僕もお子さんを指導するときには、とにかく褒めるようにしています。
昔は父の指導でものすごい練習量をこなしていましたが、今は身体と相談しながらです。やろうと思えば1日中ボールを打つことはできます。でも、それで翌日に影響が出るようではプロ失格です。キャリアを積み重ねる中で、自分の体のことをよく知ることが大切だなと思うようになりました。
YouTubeは撮影をしている人に「今のところはカットしてね」と言えたり、すごく自由なんですよ(笑)。動画を見て、僕に教えてもらいたいという人も出てきたりしてね。今まではあえてテレビ出演などもお断りしていたので、世間的な僕のイメージは寡黙とかそんな感じですよね。でも、YouTubeだと素の自分が出せたし、それがすごく好評で。これからも機会があったらやっていきたいなと思います。
シード落ちの初年度で、チャレンジツアーの参加自体が初めてだったので、流れも勝手もこれまでとはまったく違ってしまいました。これまでの経験がまったく活きないというか、とにかく初めての経験ばかり。QTも19年ぶりくらいで、初日に出遅れてしまいましたしね。サードQTでは会場を一つ選ぶことができるんですけど、これが大失敗。自分の慣れているコースを選んだのですが、これが韓国ツアーの終わった韓国トップクラスのゴルファーが大勢参加しました。そういう、ほかのツアーとの日程なども考えなくちゃいけなかったんですよ。来シーズンはそういうことも考慮しないといけないと思っています。
プロの世界は、とても厳しいです。でも、上手くなるためには楽しんでゴルフをしてください。いつか、ここからプロが誕生したらうれしいです。