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カメイカップ2016 U-15東北サッカー選抜大会

日本代表MF香川真司選手や、今野泰幸選手、小笠原満男選手など多くのスター選手を輩出した「カメイカップ」が今年も10月9日、10日に開催されました。

東北のサッカー少年たち憧れの舞台

1978年に初めて開催された「東北ユースサッカー大会」は1988年よりカメイ株式会社の特別協賛「カメイカップ」と名称変更。38年もの歴史を誇る大会です。決勝戦がJ1リーグベガルタ仙台のホームグラウンド、ユアテックスタジアム仙台で行われることもあり、東北のサッカー少年たちの憧れの舞台となっています。そして、数多くのJリーガー、日本代表選手を輩出してきました。

今年は10月9日(日)に松島フットボールセンターで予選ブロックリーグが行われ、10日(月)にはユアテックスタジアム仙台で決勝戦が、ベガルタ仙台泉パークタウン練習場では3位以下の順位決定戦が行われました。

全試合1勝1敗で大混戦の予選ブロックリーグ。青森県選抜、山形県選抜が2年連続決勝へ

10/9(日)予選ブロックリーグ
■Aブロック(松島フットボールセンターピッチ1)
  青森県 秋田県 福島県 勝点 得点 失点 得失 順位
青森県   4-0 2-3 3 6 3 3 1
秋田県 0-4   3-1 3 3 5 -2 3
福島県 3-2 1-3   3 4 5 -1 2

■Bグループ(松島フットボールセンターピッチ2)
  岩手県 山形県 宮城県 勝点 得点 失点 得失 順位
岩手県   1-3 2-1 3 3 4 -1 3
山形県 3-1   1-2 3 4 3 1 1
宮城県 1-2 2-1   3 3 3 0 2

予選ブロックリーグはAブロックが青森県選抜、秋田県選抜、福島県選抜、Bブロックが岩手県選抜、山形県選抜、宮城県選抜がリーグ戦を行いました。

Aブロックは福島県選抜が青森県選抜に3対2で勝利し、秋田県選抜が福島県選抜に3対1で勝利。そして、青森県選抜が秋田県選抜に4対0で勝利し、全チームが1勝1敗勝点3で並びました。得失点差で1位となった青森県選抜が2年連続決勝進出を決めました。

Bブロックも岩手県選抜が2対1で宮城県選抜に勝利し、宮城県選抜が山形県選抜に2対1で勝利。そして、山形県選抜が岩手県選抜に3対1で下し、こちらも全チームが1勝1敗勝点3で並びました。得失点差で1位となった山形県選抜が2年連続決勝進出を決めました。

こうして決勝は昨年と同じカードとなりましたが、全チームが1勝1敗という大混戦の予選ブロックリーグとなり、東北6県が非常に拮抗した勝負を見せてくれました。

爽やかな日差しの下の決勝戦、前半戦は緊迫した展開に

翌10日、体育の日は涼しい風が吹き、秋らしい爽やかな日差しの下、午後1時より決勝戦青森県選抜対山形県選抜の試合が行われました。

前半戦は互いに守備陣が踏ん張りを見せ、1点を争う緊迫した展開となりました。前半14分山形県選抜は背番号10FW田中嵐選手のコーナーキックのこぼれ球を背番号8MF鬼越慶人選手がシュートしましたが惜しくも枠の外へ。

青森県選抜は前半15分背番号9FW那我牲海選手のクロスボールから背番号11FW野月俊選手がシュートを放ちますが、山形県選抜の背番号1GK船山奏選手の正面へ。その後も青森県選抜は何度かシュートチャンスを作りましたが、ゴールは奪えず。0対0で双方得点無く前半を終えました。


後半戦青森県選抜の攻撃がついに結実!

迎えた後半、前半の途中から多くの決定機を作ってきた青森県選抜の攻撃がついに結実します。後半8分青森県選抜は相手陣内で背番号5DF佐藤汰生選手がスローイン。大きくバウンドを繰り返しながらゴール前に入ったボールをFWの野月選手がシュートを放ちます。これが見事に決まって、ついに青森県選抜が先制、1対0としました。

その後も青森県選抜は2点目を狙う野月選手や、宮城県出身で故郷でのプレーに張り切る背番号10MF武田英寿選手が積極的にゴールを狙い、優位に試合を進めましたが、得点は奪えず1対0のまま試合終盤を迎えました。

アディショナルタイムに入ると、何とか追いつきたい山形県選抜がチャンスを作り始めます。後半アディショナルタイム3分にはロングボールからゴール前に抜け出した背番号5DF半田陸選手がシュートを放ちますが、青森県選抜背番号1GK及川開世選手の正面へ。アディショナルタイム4分には山形県選抜背番号6MF斎藤旬太選手がロングシュートを放ちますが、これも及川選手が正面でキャッチ。このまま試合終了し、1対0で勝利した青森県選抜が2年連続の優勝を決めました。

前大会18年ぶり優勝の青森県選抜が2連覇!

前回大会で1997年大会以来18年ぶりに優勝した青森県選抜が2年連続優勝。今大会は全国中学校サッカー大会3連覇の青森山田中学校の選手に加え、青森県内各地のチームから代表が選ばれました。大会MVPには十和田市立三本木中学校の野月選手が選出されるなど、県全体のレベルアップが感じられました。

決勝点を決めた大会MVPの野月選手には、トロフィーと記念品が授与されました。また、ベストイレブンには青森県選抜から及川選手、太田海地選手、武田選手、野月選手が、山形県選抜からは半田選手、斎藤選手、田中選手が選出されました。その他、宮城県選抜の佐藤唯斗選手、福島県選抜の佐藤陸選手、秋田県選抜の川田心選手、岩手県選抜の菅原新選手もベストイレブンに選ばれました。

青森県選抜

山形県選抜

選手、監督インタビュー

優勝の青森県選抜下山忍監督

予選ブロックリーグの1試合目で福島に負けて厳しいと思ったのですが、何とか生き残って選手が頑張ってくれました。初日2試合目の秋田戦が内容的に良かったので、そのイメージをFWに伝え、幅も使ってサイド攻撃を意識させました。山形は直近のトレセンマッチでやった時に田中嵐選手を自由にさせてしまったので、その反省を踏まえて守備を修正し、ゴール前のスペースを使わせないようにしました。
高校で県外へ行く子もいますが、地元に残った子は国体に食い込めるように頑張って欲しいと思います。個人技術・戦術をもっと高めて欲しいですし、国体になると相手のレベルが高くなりますので、厳しい中でも技術を発揮できる選手になってほしいです。

青森県選抜 野月俊選手 背番号11 FW

自分のゴールで勝ててとても嬉しかったです。決勝ではあのゴールを決める前にたくさん外していたので、あそこで決められて良かったです。高いレベルでやれたことはとても良かったですが、シュートの精度が課題だと思いました。次のステップである高校でしっかり活躍してプロになれるよう頑張りたいと思います。
目標としているのはFCバルセロナのスアレス選手(ウルグアイ代表)です。たくさんゴールを決めているところや、いろんな形のプレーでゴールを決めているところを見習いたいと思います。

青森県選抜 武田英寿選手 背番号10 MF

2連覇がかかっていたので、素直に優勝できたことは嬉しいです。初戦は県選抜ということであまり一緒にやっていない仲間たちだったので、コミュニケーションや連係が取れていない部分があったのですが、2試合目からは全員で声を掛け合って、ミスをカバーできていたので、それが勝利につながったと思います。
今後は高円宮杯があるので、まずそこで優勝したいです。青森山田高校に入ることができたら、選手権で活躍して、プロに入って世界で活躍できる選手になりたいです。
世界だったらイニエスタ選手(スペイン代表)、日本人なら青森山田中学校の先輩である鹿島アントラーズの柴崎岳選手です。同じボランチとしてボールを奪われないところやチャンスを多く作るところを見習っていきたいです。

青森県選抜 太田海地選手 背番号4 DF

予選ブロックリーグは初戦で負けてしまいすごく苦しかったですが、秋田が福島に勝ってくれたこともあり、決勝進出できて良かったです。
決勝は立ち上がりがすごく良くて自分たちのリズムでできました。シュートチャンスもあった中で、相手にシュートは打たせないでできました。後半野月選手が決めてくれて、あとは守るだけになって、守り切れて良かったです。自分は身長が小さいですが、山形のDF半田選手が上がってきた時に、ヘディングで競り勝てたのが本当に嬉しくて自信になりました。来月の高円宮杯東北大会でもモンテディオ山形ジュニアユース村山と対戦するので、山形県選抜とできて良かったです。
目標とする選手はマルディーニ選手(元イタリア代表)です。DFでも得点に絡んでくるので尊敬しています。自分もああいう風になりたいです。

準優勝の山形県選抜 伊藤康弘監督

3試合戦いましたが、決勝は山形らしさが出ず、予選ブロックリーグの疲労もあり、体が全体的に重かった感じです。良い守備から良い攻撃をテーマにして考えていましたが、攻撃時にFWのところで起点を作れなかったのが敗因です。
カメイカップは東北地方の中学生の最大の夢で、決勝の舞台であるユアテックスタジアム仙台でできたということは、選手の今後の新たな目的意識につながると思います。
たくましさともう一段階高いレベルの技術を身につけて、プレッシャーの厳しい中でもボールを動かして崩していけるところを身につけてほしいです。

山形県選抜 半田陸選手 背番号5 DF

青森戦は勝てた試合だったので、とても悔しいです。失点の場面はスローインの流れからマークが曖昧になり、フリーで簡単にシュートを打たせてしまいました。センターバックやGKが集中しないといけない場面でした。終盤のシュートチャンスについては、ワンチャンスを決めないといけませんでした。ボールをつなぐところがまだ全然できていませんので、練習で止める・蹴る技術を身につけて、もっと周りを見る習慣をつけたいと思います。
目標としているのはFC東京の森重真人選手(日本代表)です。ヘディングが強いですし、予測して相手のカウンター攻撃を防いでいるところを見習いたいです。

山形県選抜 斎藤旬太選手 背番号6 MF

県選抜としてこういう大会に来たことがなくて緊張しましたが、優勝したい気持ちはありましたし、選抜に選ばれなかった選手の分まで頑張ろうというところがあったので、優勝できなくてとても悔しいです。
プロの人がやっている環境で試合ができたのは、自分の憧れる夢にも近づけたと感じています。1試合負けた後、うまく切り替えられたことで予選通過できたので、そういう部分を自分のチームでもやっていきたいと思います。フィジカル面が他の選手に負けていると分かったのでそこを強化して、高校では誰にも負けない気持ちでやりたいと思います。
声を出す部分や、ボランチとしての部分で長谷部誠選手(日本代表)を目標としています。

山形県選抜 田中嵐選手 背番号10 FW

優勝したかったですし、準優勝で終わったのは悔しい気持ちがあります。決勝は自分がボールを受けた時に失う回数が多くて、それでチームの攻撃の起点になれなくて、シュートの回数も全然なかったので、その辺を修正できれば良かったです。予選ブロックリーグでは岩手県選抜に3-1で勝てて自分たちの良いところを出せたのは良かったです。
今後はプロになって日本代表選手として活躍したいです。目標はFCバルセロナのネイマール選手(ブラジル代表)です。次元が違います。相手2~3人に囲まれても簡単にかわしてゴール前まで持って行って、シュートの精度も高いのが勉強になります。

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