どんなときでも諦めない チームがひとつになって得られる感動 カメイカップ2013U-15東北サッカー選抜大会

どんなときでも諦めない チームがひとつになって得られる感動 カメイカップ2013U-15東北サッカー選抜大会

東北サッカー少年の憧れであり、大会出場が目標にもなっている「カメイカップ2013 U-15東北サッカー選抜大会」。選抜メンバーに選ばれてから今日まで、大会を通じて各々が様々なことを感じ、学び、次のステップへの目標をみつけたことと思います。彼らのひたむきにボールを追いかけるその姿に、会場は感動に包まれました。

東北地域から日本代表を・・・

カメイカップ2013画像サッカーを愛する人々の願いから、1978年に第1回東北ユースサッカー大会が開催され、1988年に大会はその名を変え「カメイカップU-15東北サッカー選抜大会」が誕生しました。そして2013年、35回目を迎える本大会は、多くのプロサッカー選手を輩出している東北サッカー少年の憧れであり、東北地域のユースチャンピオンを決定する場として毎年大きな注目を集めています。 日程は10月5日、6日の2日間。初日の予選ブロックリーグと2日目の3位以下の順位決定戦は泉パークタウンベガルタ人工芝グラウンドで、決勝戦はベガルタ仙台のホームスタジアムであるユアテックスタジアムで行われました。


予選を制した宮城県選抜、青森県選抜が決勝へ

カメイカップ2013画像

10月5日の予選はAブロックが岩手県選抜、宮城県選抜、山形県選抜、Bブロックが青森県選抜、福島県選抜、秋田県選抜でリーグ戦が行われました。Aブロック初戦、岩手対山形は1対3で山形、続いて山形対宮城は1対2で宮城、次の宮城対岩手は3対0で宮城が勝利し、結果Aブロックからは宮城県選抜が決勝進出となりました。Bブロックは初戦、青森対秋田が5対1で青森、続く秋田対福島は0対3で福島の勝利、次の福島対青森は2対2の同点となり、大会規約により勝ち点の多いチームが上位となるため、Bブロックからは青森県選抜が決勝へと駒を進めました。

両チーム一歩も譲らない激しい攻防戦

カメイカップ2013画像

10月6日、霧雨が降る中、予選を制した宮城県選抜と青森県選抜の優勝をかけた戦いの火蓋が切られました。前線でのキープ力を活かし突破口を狙う青森と鋭い攻撃の切り返しとスピードで対抗する宮城。序盤は青森が立て続けに攻撃をしかけ、何度も得点のチャンスを掴みますが、宮城のゴールキーパー背番号1番阿部選手の好セーブやディフェンス陣の粘りでゴールを死守するといった展開が繰り広げられます。前半19分、青森はコーナーキックのチャンスに背番号10番嵯峨選手が右足で押し込み青森が1点を先制しました。一瞬の隙を突かれ、得点を奪われた宮城も気持ちを切り替え、短いパス回しでリズムを掴み、前半27分、背番号8番舘田選手からのセンタリングを背番号10番齋藤選手が飛び込んでヘディングシュートを決め、同点に追いつきます。その後、宮城は青森のキーマンである背番号15番三国選手を徹底的にマークし、攻撃する機会を与えず、同点のまま前半が終了しました。

強気の攻撃姿勢で宮城が猛攻

カメイカップ2013画像

後半に入ると、降り続く雨の影響により、足元は滑りやすくボールは転がりにくいピッチ状態になり、両チームはロングパスを回す作戦をとります。後半5分、中盤でボールを持った宮城の背番号10番齋藤選手のスルーパスを受けた背番号13番小山選手が鋭いスピードでディフェンスを振り切り、飛び出したゴールキーパーをかわし、無人となったゴールにシュートを決め、宮城が2点目を上げました。なんとか同点に追いつきたい青森も精度の高いセットプレーや攻撃をしかけますが、宮城のゴールキーパー阿部選手の好守やディフェンス陣の固い守りに阻まれ、なかなか得点を上げることができません。後半13分、宮城のフリーキックを右サイドで拾った背番号2番佐々木選手が背番号13番小山選手との華麗なワンツーで攻め上がり、センタリングパスを背番号10番齋藤選手のダイレクトボレーシュートで3点目を奪いました。ゲームの主導権を握った宮城は後半34分、右サイドから背番号13番小山選手のスルーパスを受けた背番号7番後藤選手が、一気に相手ディフェンスの裏に抜けてペナルティエリアを突破し、キーパーと1対1となり冷静にゴール左隅にシュートし、4点目。青森も最後まであきらめず、見事なパスワークで攻めましたが、残念ながらゴールネットを揺らすことはできませんでした。そして、試合終了のホイッスル。4対1で宮城県選抜が東北6県の頂点に立ちました。

宮城県選抜が優勝!

カメイカップ2013画像

前回大会では決勝進出を逃した宮城県選抜が雪辱を果たし、2年ぶり17度目の優勝を飾りました。大会MVPには3試合で6ゴール1アシストと大活躍した宮城県選抜のミッドフィルダー齋藤耀之介選手が選ばれ、トロフィーと記念品が授与されました。ベストイレブンは、宮城県選抜の阿部輝選手、樫崎桂太選手、舘田晃太選手、齋藤耀之介選手、青森県選抜の高橋壱晟選手、野宮経慈選手、三国スティビアエブス選手、福島県選抜の平龍生選手、山形県選抜の登坂信裕選手、岩手県選抜の伊藤隆人選手、秋田県選抜の小野敬輔選手が選ばれました。




宮城県選抜集合写真




青森県選抜集合写真


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選手、監督インタビュー

優勝の宮城県選抜 後藤浩之監督

子供たちがのびのびサッカーをやってくれたので、非常に楽しい2日間でした。トータル3試合全て勝てたその要因はみんな一生懸命楽しくサッカーに取り組んでくれたからだと思います。サッカーはグループワークなので、良い選手だけ集まってもチームで戦える部分がしっかり出てこないとだめなんです。今回はとくにみんなで戦おうということで、良いプレーをしたらみんなで褒めるし、あまり良くなかったらみんなでそれをフォローするような雰囲気作り、進め方をしました。今後は、全員が中学3年生ですので色々な道に進んでいくことになると思うんですけど、一人ひとりが成長してスケールの大きな選手、ほんとにチームで必要とされる選手に、「こいつはいないとダメでしょう」っていわれるくらいの選手になってもらえたら僕らとしてもありがたいなと思います。それが最終的には世界と戦えるような選手になってくれたら、我々としたらそれ以上の喜びは無いです。

優勝の宮城県選抜 後藤浩之監督

宮城県選抜代表 渡邊知生選手 背番号3

どのチームも県の代表ということでレベルが高くて面白かったです。決勝戦ということとプロが使っているスタジアムでプレーできるということで緊張感がありました。青森は結構蹴ってくるチームだったので、雨でボールが滑ってそこの対応に気を使いました。小学校からこの大会を目標にしてきたのでひとつ目標を達成することができました。

宮城県選抜代表 渡邊知生選手 背番号3

宮城県選抜代表 樫崎桂太選手 背番号4

最初は勝てるか不安だったんですけど、一番きつかった第一試合の山形戦に勝ってから完全にいけると思いました。小さい頃、日韓ワールドカップを見て、こういう人たちになりたいなと思ってサッカーに興味を持ちました。カメイカップはずっと出たいなと思っていたので出場できて嬉しいです。ベガルタのホームグラウンドなので最高です。将来の夢はまずベガルタユースからプロにあがって、そこから海外でプレーしたり日本代表になってワールドカップに出場することです。

宮城県選抜代表 樫崎桂太選手 背番号4

宮城県選抜代表 後藤昴人選手 背番号7

優勝できたのは良かったんですけど、予選で危ない戦いというか、ギリギリのところで勝ったというか、もっと簡単に決められたところもあったので、そういうところを修正していきたいなと思いました。今日の決勝で点を取れたのでそれが一番印象深いです。将来は代表にも入りたいですし、海外でプレーすることが夢です。中盤でしっかり組み立てて、攻撃にも参加するような選手になりたいです。

宮城県選抜代表 後藤昴人選手 背番号7

準優勝の青森県選抜 船越学監督

徐々にチーム力は上がっていたので、最後に勝たせてあげられなかったのが指導者として残念だったなという気持ちでいっぱいです。3年、4年ずっと一緒にやってきたメンバーがほとんどだったから、分かってることも多いですし、お互い競争心が強い、私から見て最高のチームです。この大会に参加して、顔つきはもう戦う顔になってきたし、ミーティングの時の雰囲気とか返事や挨拶などサッカー以外のことでも成長したのかなと感じました。これからも選手を育てることになるので、もっともっと良い環境でやらせたいですし、もっともっと良い選手を育てていきたいので、今回の決勝まできたこと、そして負けたことをもっともっと自分で反省して、これからの指導育成に携わっていきたいと思います。

準優勝の青森県選抜 船越学監督

青森県選抜代表 工藤聖人選手 背番号3

体を張ったプレーは自分で長所だと思うし、泥臭くサッカーをしようと思っています。また、現在のポジションはディフェンスですが、以前フォワードも経験したので、ここはシュートかパスか、縦なのか横なのかといったフォワードの気持ちも多少分かるので、頭を使いながらプレーするように心がけています。正直、優勝しに来たので今は悔しさでいっぱいです。今年の夏の全国中学校サッカー大会でも負けを経験して今回の負けも経験したので、この経験をプラスにして、目指すは東京オリンピック。身近な日頃のトレーニングを精一杯やることが今は大事かなと思います。

青森県選抜代表 工藤聖人選手 背番号3

青森県選抜代表 高橋壱晟選手 背番号6

小学校のときから一緒にやってきた選手が多い中でこの大会に臨みましたが、チームとしての甘さが昨日も今日も出たので、負けた原因はそれかなと思います。前日の甘さを改善しようと思い、今日の前半は良かったんですけど、1点リードして同点で折り返して逆転されました。ほんと悔しいです。東京オリンピックの開催が決まったのでそのメンバーに入って、東京で、日本で活躍できたら良いと思います。

青森県選抜代表 高橋壱晟選手 背番号6

青森県選抜代表 嵯峨理久選手 背番号10

1日目は厳しい試合も多かったんですけど、しっかり秋田には勝って、福島とは引き分けでしたが得失点差で1位で突破することができ、この最高のスタジアムで試合することができて良かったです。プロの選手たちが試合しているスタジアムでプレーするのが夢だったので良い経験になりました。これを次のステップに繋げていきたいです。高校でもサッカーを頑張って、プロになれるように、そしていつかは日本を代表するプレイヤーになりたいです。

青森県選抜代表 嵯峨理久選手 背番号10

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