今年も白熱したカメイカップ
「東北のサッカーをもっと盛り上げたい」との思いから 1978年から始まった東北ユースサッカー大会。1988年に「カメイカップ」として生まれ変わり、今年で33回目を迎えます。
プロサッカー選手を輩出している本大会は、東北のサッカー少年憧れの大会であり、大きな注目を集めています。
震災の影響も懸念されましたが、関係者の熱い思いが、選手たちに伝わり熱い好ゲームが行われました。
予選を制した山形県選抜、宮城県選抜が決勝へ

10月8日の予選は、Aブロックが山形県選抜、福島県選抜、青森県選抜、Bブロックが宮城県選抜、岩手県選抜、秋田県選抜でリーグ戦が行われました。
Aブロック初戦、山形対青森は5対1で山形、続いて青森対福島は2対3で福島、次の福島対山形は0対4で山形が勝利しました。
この結果、Aブロックの1位は山形となりました。
Bブロック初戦、宮城対秋田は5対0で宮城、続く秋田対岩手は0対6で岩手、最終戦の岩手対宮城は1対5で宮城が勝利し、Bブロックは宮城が1位となりました。
緊張感溢れる決勝戦。宮城が怒濤の攻撃
10月9日、13時過ぎ、予選を制した山形県選抜と宮城県選抜の選手がユアテックスタジアムのピッチにあがり決勝戦が始まりました。スタンドからの声援やベンチからの熱い指示。キックオフ前から決勝戦ならではの緊張感がスタジアムを包みます。開始早々、先手を取ったのは宮城。スタンドからの声援をパワーに変え、ドリブルで駆け上がります。固さの見える山形にラインを押し上げてプレッシャーをかけていきます。そして前半7分、攻める宮城は背番号8の小牧がドリブルで持ち込み、絶妙なパスにあわせた背番号11の飯野がゴールを決めて貴重な先制点をもぎ取ります。さらに22分にはPKを冷静に決めて2対0と試合を優位に進めます。
激しいボールの奪い合い。プライドをかけた戦い
エンドが変わった後半になっても宮城の優勢が続きます。
両サイドをうまく使い攻め上がります。
何度も決定的なチャンスを作りますが、山形の守護神GK青野がファインセーブ。
追加点を許しません。
いい守備からリズムが出て来た山形に攻撃する時間が増えてきました。
緩急をつけた攻撃でバリエーション豊に攻め込みます。
後半14分、変わって入ったばかりの山形背番号15の佐藤がシュートを決め、反撃ののろしを挙げます。
山形ペースで攻め込まれていた宮城は、27分カウンターで持ち込み、背番号14の太田がディフェンダーをかわし、冷静にゴール。差を再び2点としますが、その直後左から展開した山形が、背番号9の斉藤のゴールで離れまいと肉薄します。
目まぐるしく攻守が入れ替わりますが、お互い譲らず、そのまま試合終了のホイッスルが鳴ります。
スピード感溢れる両チームの持ち味が出た素晴らしい決勝戦となりました。3対2で接戦をものにした宮城代表は、全勝で2年連続優勝に輝きました。
宮城選抜が2年連続17回目の優勝!
2年連続、17回目の優勝を決めた宮城県選抜。
MVPには宮城選抜キャプテン、背番号6の岩崎湧治選手が選ばれました。
ベストイレブンには宮城選抜から4人、山形県選抜から2人が選ばれました。
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選手、監督インタビュー
宮城県選抜代表 道渕和基選手 背番号2このチームは雰囲気がよくて、楽しく戦えた。みんな個人のレベルが高くて、個でもチームでも戦えるいいチームだと思う。ピンチが少なかったけど、守備もしっかりできたから、早い攻撃をしかけられたと思います。 |
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宮城県選抜代表 岩崎湧治選手 背番号6東北の代表と戦い、大きく成長できたと思う。気持ちが強くなれた。今日はユアスタで観客の応援を聞いて戦えたのがうれしかった。いつか、ユアスタでプレイし、バルサでもプレイできるような選手になりたい。 |
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宮城県選抜代表 小林拓真選手 背番号10東北の代表のレベルの高い中で戦うのは難しかった。でも、チームのみんながいたから楽しくプレイできた。自分でチャンスを作れたし、このいい形を忘れずに練習に励みたい。 |
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準優勝の山形県選抜 渡辺卓監督今日の試合(結果)が良くなかったことに不満が残る。このスタジアムの独特の雰囲気に最初調子が上げられなかったのが残念。ボールを奪うこと、一人一人の技術に大きな差は無かったがちょっとしたことでの差が勝敗を分けた。この悔しさを来年につなげたい。宮城は安定していた。ボールの取りどころ、攻撃のパターンなど課題が見えた大会だった。 |
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山形県選抜代表 青野大選手 背番号1高いレベルの試合を経験し、成長できた大会だった。今日は早い時間に点を取られ相手にペースを渡してしまった。それでも後半は、山形らしい攻撃ができたと思う。強い気持ちを持って、日本を代表する、世界にはばたく選手になりたい。 |
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山形県選抜代表 鑓水隼選手 背番号4決勝戦で宮城と戦って、経験が足りないなと思った。前半、自分達のプレイをさせてもらえず、自分から潰れてしまった。ちょっとのミスを逃さず、得点につなげられてしまった。声かけあって、いつでも自分達のプレイができるようなチームにしていきたい。 |
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山形県選抜代表 手塚竣一朗選手 背番号10昨日は声も出て、自分達のペースで試合が出来ていたが、今日は前半良くなくて悔しかった。宮城の早いプレッシャーにとまどってしまった。後半は対応出来るようになったけど、対応が遅れた。もっと早く対応しなければ…。課題を見つけたので国体予選までに修正したい。 |
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優勝の宮城県選抜 黒澤啓滋監督
全部勝つこと、優勝することが目標でチーム作りをしてきた。代表として選ばれたからは、選ばれなかった人の分も頑張らなければならないと選手たちは思って戦ったのが今回の結果だ。他県の代表と戦って自信もついたし、レベルアップも実感できただろう。今回の勝利は、これで終わるのではなく、次に進むステップだと思って欲しい。