雄大な蔵王連峰の裾野にある「ミルクファーム蔵王」は、 地域の酪農家から集められた牛乳を製品化するミルク プラントで、牛乳ができるまでの工程を見学できるほか、 手作りパンやアイスクリーム、バター作りの体験ができ ます。あいにく蔵王連峰には雲がかかっていて山頂は 見えませんでしたが、9月上旬にしては暑いくらいのお 天気のなか、さっそくアイスクリーム作りが始まりました。 「今回使用する生クリームは動物性で大変乳脂肪率が 高く47%もあるので大変濃厚でおいしいアイスクリーム ができますよ!」と説明を受け、おいしいアイスを作ろう という意気込みもたっぷり!4人一組で各テーブルに分 かれて、まずは卵を黄身と白身に分けるのですが、料理 をあまりやったことが無い方もいるようで、卵に亀裂を 入れ隙間から白身が流れ出すのを待っているなんて 光景も!?分離した卵黄に砂糖を加えペースト状になるま でゴムベラで煉ります。その間に白身を泡立てたり、生 クリームをハンドミキサーでホイップしたりと全員が共 同作業を行い、最後に生クリームにペースト状になった 卵黄や泡立てた白身を混ぜて、さらにハンドミキサーで クリーム状にし、カップ詰めを行います。後は冷凍庫で 冷やすだけ!
続いてバター作りの番です。生クリームと牛乳を3:7の 分量で用意します。広口のガラス瓶に生クリームと牛乳 を入れ、しっかりとふたをした後はひたすら上下に振り 続けます。ガラス瓶のふたと底にミルクを打ちつける ことによって脂肪分を分離させ、固形化させれば出来 上がりとなるのですが、これが結構大変で「疲れた!」 「まだ4分?長い!」「振るの代わって!」などと皆さんの 大変な様子が伝わってきます。最初はジャバジャバ音 がしていたのが一生懸命振り続けていると音がしなく なります。さらに振り続けると再びジャバジャバとゴト ゴトという固形物がぶつかる音がしてきます。瓶の中を 見てみると牛乳の中に白っぽい固形物の塊ができて います。瓶の中の水分を器に移して、固形物のみを取り 出し、これで無塩バターの完成です。食べてみると 「おいしい!」「やっぱり市販のとは違う!」 と皆さん大変おいしいバターが出来上がった みたいです!
日本には大学で勉強したくて来たんですが、英語をしっかり 勉強して将来は中国に帰って英語を教える先生になりたい んです。言語だけじゃなく、文化や中国以外の事を生徒に教 えられるようになりたいと思っています。日本で色々な所を 見てみたいですね。京都、東京、北海道なんかに行ってみた いですね。今日のアイスクリーム作りはとても楽しくておい しかったです。とってもいい思い出になりました。
日本に来たのは中国にいた時の学校の先生が東北大学卒 でその先生からの紹介で東北大学に入り生物学や細胞生 物学を勉強しています。アイスクリーム作りは作り方を知らな かったのでとても楽しかったです。日本は環境がとてもいい ですね。中国より進んでいる部分が多くて日本の社会システ ムとか文化とかも勉強したいと思っています。将来は国に 帰って研究したりして先生になりたいと思っています。
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