地元企業として地元のプロスポーツとスポーツを通じた児童の健全な育成を目指しスタートしたこのイベントも今年で6回目。楽天のジュニアコーチの指導を通してたくさんの汗を流し、楽しいひとときを過ごしました。
曇天の中でも早くから受付前には長〜い行列。
三人のコーチの登場で、子供たちもヤル気満々に!!
8月18日(土)は、あいにくの曇り空でしたが、朝からムシムシと暑く参加者の熱気に包まれているようでした。Kスタの室内練習場前には、受付時間の30分以上前から抽選で選ばれた親子連れが集まり始め、キャッチボールをする姿などもみられ、受付開始を待ちわびていました。 受付を済ませると、普段はめったに入ることのできない室内練習場に入場。使い慣れたグローブを片手にストレッチやキャッチボールをはじめました。 そこへ、今年の野球教室の指導をしてくれる木谷寿巳、塩川達也、牧野塁の3人のジュニアコーチが登場し、いよいよ野球教室のスタートです。
日ごろ運動不足のお父さん、お母さんも多いようなので、怪我をしないように入念なストレッチ開始。 担当は木谷ジュニアコーチ。 ゆっくりと、丁寧な準備運動で、みんな早くも汗だく。 途中で水分補給の休憩をとりながら、しっかりと体をほぐしてウォーミングアップしました。
仙台市から参加の親子
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塩川コーチによる手取り足取りの熱心な指導に子供たちも真剣に耳を傾ける。
「ボールは最後までよく見て打つ」。 ちょっとのアドバイスで見違えるようによくなった子も。
コーチのアドバイスで、お父さんの指導にも熱が入る。
スタンドを使っての練習は、きちんとバッドの芯にあてないと ボールが飛ばない。
学年ごとに3組に分かれて、いよいよ練習スタートです!!
ピッチング、バッティング、守備とローテーションで回って練習していきます。
バッティングの練習は、塩川ジュニアコーチが担当。
スタンドを使っての練習は、初めての子もいて塩川コーチが丁寧に指導。
「打ち終わるまで、しっかりボールを見ること」
「遠くに飛ばしたいなら、腕をしっかりうしろにひいて」
「ボールはバットの芯にあたると飛ぶので、ボールはちゃんと芯に当ててください」
塩川コーチのスイングしながら、フォームを開設する姿に子供たちも真剣に聞き入っています。
いよいよ親子ペアで練習開始。
3球ずつ交代で練習すすることになり、お父さん、お母さんはボールを置く係。
一球、一球確かめながらスイングしますが、
スタンドを使うのが初めての子供たちは悪戦苦闘。
思うようにボールを飛ばすことができません。
お父さんやお母さんたちも塩川コーチの教えのとおりに、一球ごとに子供たちのスイングをチェック!
「もっと、しっかりボールを見て」
「ちゃんとかまえてから、打ってみて!」
子供たちのフォームを見ながら、アドバイスしていきます。
塩川コーチも、子供たちのフォームを見ながら声をかけてアドバイス。
「毎回、きちんとボールに合わせて打つこと!!」
「もっとしっかり、後ろに腕を引いて」と、一人一人にアドバイス。
すると見違えるように、バットの芯でボールを捕らえて、快音を鳴らす子供も。
短時間でも、みるみる上達して子供たちの顔にも笑顔が広がりました。
仙台市から参加の親子
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仙台市から参加の親子
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「投げる方向に足を向けて」「グローブを早く胸に引くこと」、手とり足とり細かくアドバイスする牧野コーチ。
コーチの指導に子供たちも真剣に聞きいっています
ピッチングの基本、ボールの握り方を指導中。
コーチから聞いたことを早速実践する子供たち。
ピッチングは、牧野ジュニアコーチが担当。
コーチを囲んで、基本中の基本ともいえるボールの握り方から、
しっかり教えていただきました。
「まずボールをしっかり正しく握ることが、回転のいいボールになり、
遠くにも、強いボールを投げることができます。コントロールも良くなります」と
縫い目にあわせたボールの握り方を細かく教えてくださいました。
そして、グローブの使い方も。
「投げる方向をグローブで狙って投げる」
「グローブは早く引くと、ボールも早く、強いボールを投げることができます」
と正しいピッチングフォームを披露しながら、丁寧に指導していきます。
牧野コーチからの指導の後は、親子でキャッチボールスタート。
ボールを投げ始める子供たち、一人一人のところを回ってフォームを丹念にチェック。
「投げる方向に足を向けて」「グローブを早く胸に引くこと」、手とり足とり細かくアドバイス。
牧野コーチのアドバイスを聞いたお父さん、お母さんたちもキャッチボールしながら、
子供たちのフォームをチェックし、一球ごとに確認する姿も見られました。
コーチのアドバイスで見違えるようにコントロールが良くなったり、
ボールのスピードも速くなる子供もいて、みんな楽しそうに練習を続けていました。
七ヶ浜町から参加の親子
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仙台市から参加の親子
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守備の担当は木谷コーチ。ショートバウンドやフライ捕球の一人でできる 練習方法を指導していただきました。
一つ一つの動作にも今まで知らなかったことがいっぱい。
コーチからのアドバイスで、子供たちはみるみる上達。相手をするお父さんたちもびっくり!
木谷コーチの担当する守備は、この後の勝ち残りノックに向けての
大切な練習になるので子供たちも、お父さん、お母さんも真剣そのもの。
木谷コーチの指導にも一生懸命耳をかたむけていました。
「守備は、正しいフォームでボールをとることが大切」と、
しっかり足を広げて、腰を落とし、顔を前に向けてと、
ひと動作ごとに解説していきます。
「ゴロを捕る時には、ボールをとる場所をしっかり決める」
「また割りをして、膝をきちんと曲げる」
「ボールは、頭の前で取るように」「グローブはしっかりボールに向けて」
「低い位置でとると、エラーを防げるぞ!」「OK?!」
「ハイ!!」と子供たちの元気な声が練習場に響きました。
ゴロのボールで練習している子供たちのところを回りながら、
「もっと腰を落として」「しっかりボールを見て!!」
「頭の前でボールをとるように!」と一人一人にアドバイス。
「グローブをボールに向けると、強いボールでもとれる」という言葉に、
一球ごとに確認しながら、練習を続けている子供たち。
もちろん、お父さんやお母さんも勝ち残りノックに向けて真剣です。
「もっと、腰を落として」「グローブは前のほうがいいんじゃない?」と
子供にアドバイスをしながら、ショートバウンドゴロをとる練習を続けたり、
守備のフォームを確認したり、木谷コーチのアドバイスのもと熱心に練習を続けました。
白石市から参加の親子
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利府町から参加の親子
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毎年みんなが楽しみにしているのが、コーチたちによるデモンストレーション。 なかなかプロのプレーや、パワーを間近で見ることができないので、 野球教室でのこのコーナーが大チャンスというわけなのです。
塩川コーチのパワフルなバッティングは驚きの連続!!
まずは、バッティングからスタート。
塩川コーチのパワーいっぱいのフルスイングで「カッキーン!!」と
快音が練習場に響き、子供たちもそのパワーに圧倒されました。
これぞプロ!!というようなものすごい飛距離の打球には、
「スッゲー!!」と子供たちからも大きな歓声が上がりました。
さすがプロのコーチ達!大はりきりの木谷コーチの多彩な球種に子供たちもびっくり!!
木谷コーチがマウンドに上がり、キャッチャー役は塩川コーチ。
まず1投目はストレート。
「スッゲー、ハエー」「かっこいい〜!!」と
プロならではの速球に子供たちからも大歓声が響きます。
「じぇあ、次はスライダー?!」「次はチェンジアップ!!」
普段はなかなか近くで見ることのできないボールの速さに
お父さん、お母さんたちも大感激の様子です。
子供たちをバッターボックスに立たせて、プロのスピードを体感してもらうことに。
「打てそうでも、打っちゃダメだぞー!!」と塩川コーチがおどけてみると、
子供たちからも笑い声が起きました。
「じゃあ、ストレートで!!」木谷コーチの早いボールに、
バッターボックスに立った子供からも歓声が上がります。
最後の渾身のストレートには「すご〜い!」と一層大きな歓声と拍手が
コーチたちに送られました。
今日の練習の成果がためされる勝ち残りノック。
大人も子供も真剣そのもの。
参加の皆さんが毎年楽しみにしているのが、ドキドキの勝ち残りノック。
最後まで残った参加者には、サイン入りユニフォームが贈られるということで、みんなとても張り切っていきます。
今年は、子供たちは1〜3年生、4〜6年生の2グループと大人の3つに分かれて
の勝ち残りノックとなりました。
まず、最初は、子供たちからスタート。
守備の練習の成果もあって、コーチが打つゴロも、しっかり受け取る子供たち。
思わずエラーしてしまうと、悔しそうだったり、がっかりした顔で列を離れます。
コーチたちもだんだんに難しいゴロを打つようになり、どんどん子供たちも減り、
最後に二組の中からそれぞれ勝ちのこった二人が決定しました。
次はお父さん、お母さんのたちが二組に分かれてスタート。
「頑張って〜!!」の子供たちの声援に送られて、皆さん気合い十分です。
守備練習での成果をもあって、一生懸命ノックを受けていました。
コーチたちの難しい打球もしっかりキャッチし、そのたびに歓声が上がり
3人ずつ残ったところで、決勝戦。
塩谷コーチの難しいライナー性のボールをキャッチしたお父さんが優勝となりました。
閉会式で勝ち残りノックの表彰式。毎年参加者のレベルアップが感じられます。
勝ち残りノックで盛り上がった野球教室も終了の時間になりました。
木谷コーチの合図でクールダウンのストレッチ運動を行い、
暑い中での練習もついに終了です。
その後は、勝ち残りノックで優勝した3人にサイン入りユニフォームがプレゼントされました。
最後に、記念撮影をして、本日の楽しかった野球教室も終わりに。
帰りには、お土産のサインボールも配られて、みなさん楽しげに家路につきました。
青森県から参加の親子
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岩手県から参加の親子
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塩川 達也(しおかわ たつや)最近は、外で遊ぶ場所が少なくなってきていて、野球をする子供たちも減ってきているのがとても残念です。こういう教室を通じて、野球の楽しさを知ってもらってたくさんの子供たちが野球を始めてくれたらいいなと思います。もっと、こういう機会がたくさんあるといいですね。 |
塩川 達也 (しおかわ たつや)ジュニアコーチ
プロフィール:2005年東北福祉大からドラフト5位で楽天イーグルスに入団。
内外野のどこでもこなせる守備力と、優れた走塁技術を持つユーティリティープレーヤーとして活躍。
木谷 寿巳(きたに ひさし)今日はみんなまじめに話を聞いて、しっかり練習に取り組んでくれて、とても楽しかったです。頑張って野球をやってほしいなと思いました。ただ、もう少し元気があってもよかったですね。今日は暑かったから大変でしたけど。 |
木谷 寿巳(きたに ひさし)ジュニアコーチ
プロフィール:2008年にイースタンリーグで最多勝を獲得。
現役時代は、低めに決まるフォークとスライダーのコンビネーションを
武器に活躍。
牧野 塁(まきの るい)暑い中でしたが、みんなで楽しく野球できたのでよかったです。 親子のコミュニケーションのお手伝いができたし、僕たちも楽しめました。 今日の野球教室をきっかけに、野球の面白さを分かってもらって野球を始めてくれる子供たちが増えてくれるといいなと思います。野球も新しい世代の子供たちが触れてほしいですからね。 |
牧野 塁(まきの るい)ジュニアコーチ
プロフィール:オリックス、阪神を経て2006年に楽天イーグルスに入団。
140km/h台後半の速球とスライダーで投球の大半を組み立てカーブ・フォーク・チェンジアップ・シュートといった変化球も持ち合わせた投球が魅力のピッチャーとして活躍。
丸森町から参加の親子