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193人の小中学生バレーボーラーが参加!カメイ 仙台ベルフィーユバレーボール教室、今年も開催

地域の子どもたちと一緒に…

毎年の恒例行事となっている「カメイ仙台ベルフィーユバレーボール教室」。今回は、3月20日(祝)、登米市の「中田総合体育館中田アリーナ」にて開催されました。当日は、登米市のスポーツ少年団チームと中学校の部活動団体から193名が参加。仙台ベルフィーユの選手9名と一緒に汗を流しました。

大勢でどうなるかな? いざ、レッスン開始!

開会式は、午後1時。葛和伸元監督が「今日は短い時間ですが、2時間楽しくバレーボールをしましょう。技術でも、心構えでもなんでもいいので、選手から何かを学んでもらえたらうれしいです」と挨拶しました。

さぁ、いよいよレッスン開始です。まずは、体育館を全員で走ります。ランニング、スキップ、後ろスキップに、サイドステップなど、バラエティーに富んだアップを行います。そして、大きな輪になってストレッチ。開脚での太ももストレッチやアキレス腱のストレッチなど、けがをしないよう筋肉をしっかり伸ばします。選手も生徒たちの様子を見ながら、入念なストレッチをお手伝い。そして、アップの最終メニューとして、腿上げ、後ろかかとタッチ、ジャンプからの全力ダッシュなどを行いました。時間をかけて入念に行うことで、けがを防止します。

いよいよボールを使った練習です。まずは、ボールに慣れるための練習。ボールを投げて、背面でキャッチします。次は背面からボールを投げて、前面でキャッチ。キャプテンのユリカ選手は「手首をうまく使って」と、みんなにアドバイスします。その次は、レシーブの構えでボールを上に上げ、膝でバウンドさせてキャッチします。上手にできる子や、なかなかできない子。いろいろでしたが、みんな笑顔でした。
ボールに慣れてきたら、次は基本となるパス練習に入ります。2人1組になって、右手投げ、左手投げを交互に行います。その後は、オーバーハンドパス(トス)です。ユリカ選手は「ボールを送ったら、しっかり下がって。ボールを受けるときは、ボールの下に入ってレシーブするんだよ」と、お手本を見せながら教えます。さらに、「しっかり足を使って、膝を柔らかくするのがポイントだよ」と、アドバイスします。
続いては、ボールを上げて半回転してトス、慣れてきたら、1回転してトスを相手に出す練習。小学生はボールを上げたら、体の前と後ろで1回ずつ手を叩いて相手にトスを出します。小学生でも、中学生のお兄さんやお姉さんのように上手にできる子もいて、選手たちも「おー、すごいね!」と声をかけていました。
アンダーハンドパス(レシーブ)では、ユリカ選手が「ボールは手で受けるだけじゃダメ。膝で運ぶんだよ」と、お手本を披露。ボールの下で一度止まってから腕を出して、きれいなアンダーパスを繰り出します。「ボールが来たら、ボールより低い位置に入って、顎を引いて。前に送り出すように膝を使えば、上手にできるよ」という、的確なアドバイスにみんなうなずいていました。

迫力のスパイクがみんなを圧倒!

レッスンの後半は、スパイクとサーブの練習です。
まずは、ベルフィーユの選手がスパイクのデモンストレーションを見せてくれました。バシーン!と、大きな音でコートに叩きつけられるボールに、みんな圧倒されます。ここで「誰か、このアタックを受けてみたい人?」と聞くと、なんと10名の男の子が名乗りを上げます。ユリカ選手が「勇者だなぁ」というと、会場には笑い声が響きました。「もし、みんながボールを上げられたら、選手は罰ゲームするよ」。そう宣言すると、選手たちもちょっぴり本気モード。一発目はまさかのフェイントで、誰もとることができません。2発目、3発目はかなり真剣に打ち込みましたが、ひとりの男の子がスパイクを受けることができました。ユリカ選手にマイクを向けられたその子は「痛かったです」と正直な感想をもらしました。その後も、5人の女の子が挑戦。背の高い2人はブロッカーになります。ブロックワンタッチでコートに入ったのもあれば、そのままコートに叩きつけられるような強烈なアタックが飛び出しました。
スパイクを打つ時のアドバイスとしては打つほうだけではなく、反対の手も上げると打ちやすくなるそうで、それぞれのコートに散った生徒たちは、それを実践しながらスパイクを練習しました。
最後は、サーブ練習です。それぞれが、自分なりのサーブを打ち、それに対してベルフィーユの選手がアドバイスするというものです。「ボールをよく見てごらん」「膝を柔らかく使うんだよ」など、各々に必要なアドバイスを送っていました。

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。閉会式では、ユリカ選手が「今日は人数も多くて、年齢の幅も広かったですが、みなさん積極的にやってくれたのでよかったです。今日のスパイクのときのように、前に出て、チャレンジすることがすごく大事だと思います」と話しました。
このレッスンのお礼にと、登米市から選手全員と監督に登米産のひとめぼれが贈呈されました。
そして生徒たちは、選手からベルフィーユのオリジナルタオルを受け取り、最後はみんなで記念撮影をしました。
2月にシーズンのクローズを迎えた仙台ベルフィーユ。今シーズンでのプレミアリーグ昇格は果たせませんでしたが、来シーズンに向けて早くも気合十分。悲願のプレミアリーグ入りを果たすためにも、これからも仙台ベルフィーユへの応援をお願いします。

津山中学校2年女子

今日は、スパイク、サーブ、レシーブなど基礎練習をしました。いつもは何となくやっている練習でしたが、今回しっかり教えてもらえたので、勉強になりました。スパイクも、打つほうじゃない手を上げると、しっかりボールが打てるようになりました。プロの人たちの練習は、やっぱりすごいなと思いました。キャプテンとして、しっかりスパイクを決められる選手になりたいと思います。

津山中2年男子

さまざまなプレーについて、細かく教えてもらうことができたので、すごく良かったです。僕は、小学校4年生のときからバレーボールをやっていますが、みんなでひとつのボールを追うことができる、素晴らしいスポーツだと思っています。高校生になっても、学校にバレー部があれば続けていきたいです。

登米クラブ(小学生男子)

ベルフィーユの選手のアタックが強くて、速くてびっくりしました。僕もあのアタックを受けようとチャレンジしたのですが、とれなくて悔しかったです。でも、スパイクをするときのフェイントのかけ方とかを教えてもらえて、すごく良かったです。これからも、今日習ったことを一生懸命練習していきたいと思います。

石森女子バレーボールクラブ(小学生女子)

ベルフィーユの選手たちと一緒に練習できてすごく楽しかったです。スパイクの迫力がすごくて、びっくりしました。今日やったことは、どれも練習の時に役に立つと思います。いろんなボールの使い方を教えてくれて、ありがとうございました。

ユリカ選手

小中学生合わせて、200名近く参加したということで、びっくりしました。でも、みんな積極的にいろいろなことに挑戦してくれてうれしかったです。今回、葛和監督からは「とにかく楽しんでもらえるように、やってくれ」と言われたので、みんなに興味を持ってもらえるような練習内容にしました。とにかくボールに慣れて、バレーボールを好きになってもらえれば、自然と練習にも力が入ると思います。私自身、小学生のころからバレーボールをやっていますが、週に一度「遊びの日」というのがあったんです。テニスポールを使ってジャグリングのようなことをしていました。今考えると、一見バレーボールに関係ないようなことをすることでリフレッシュできて、集中力が養われたと思います。なので、指導者の方は、そういったものもメニューに加えるといいかもしれません。

ミサキ選手

短い時間での指導でしたが、とても楽しかったです。私は中学生男子を見ていたのですが、みんな積極的で、こちらも指導に熱が入りました。私は中学からバレーボールを始めて、しかも強豪校ではなかったので、あまり熱心に練習した覚えがないんです。むしろ、そのころはメインのスポーツが水泳だったので、そちらに夢中で・・・。今思えば、違うスポーツの経験がとても役立っていますね。今シーズンは、私にとっても苦しいシーズンでしたし、課題もたくさん見つかりました。来シーズンはチームも若くなると思いますが、みんながひとつになってやっていくというのは変わらず、精一杯がんばります。“心をひとつに”やっていきますので、応援よろしくお願いします。

ナオ選手

自分たちが普段やっているレシーブ練習などを経験してもらいました。ちょっと難しいかなとも思ったのですが、みんなできていたので、レベルが高いなと感じました。参加者が多かったので、ひとりひとりじっくり見てあげることができなかったのが残念です。スパイクのデモンストレーションなどを見てもらったり、それを受けようとする子がいたり、みんなが喜んでくれたのがうれしかったですね。私にとっての今シーズンは、出たり出なかったり、波のあるシーズンでした。来シーズンは、ベルフィーユらしい“全員で拾うバレー”で、皆さんに楽しんでいただけるようがんばります。

葛和伸元監督

今回選手に話したのは、「とにかく楽しいバレーボール教室にしなさい」ということでした。小さいうちは、好きじゃないと続かないですから。なので、今回参加してくれた子どもたちが今日家に帰って「ああ、今日は楽しかった。バレーボールっていいね」っておうちの人と話してくれたら、最高だと思います。ベルフィーユに関して言うと、今シーズン、僕自身はすごく手ごたえを感じていた。とにかく“強いチームになった”という実感があったんです。でも、試合で勝てない。こんなことは、長い監督人生の中で初めてです。勝利の女神が微笑んでくれなかった…としか言えないのですが、来シーズンはしっかり結果を出せるよう、全力でやっていきたいと思いますので、みなさんの応援をよろしくお願いします。

仙台ベルフィーユ

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